薬局開業

クスリの薬局ってどんな案件だったの?

クスクスリの薬局案件
クスリ
クスリ
みなさん、おはこんばんちは!クスリです。

今回は私の薬局はどんな案件だったかを紹介します。
理想と現実を比較して重要視したポイントや妥協したポイントも書いていきます。あまり詳しくは紹介できないので、参考程度にしてください。

クスリの理想の開業案件

実際に過去のメモに記載していた条件です。

理想の開業案件

譲渡形式:事業譲渡

立地:首都圏 転居可

病院規模:クリニック

開業医の年齢:50代

休日:平日1日と土曜午後と日・祝

労働時間:週50時間、年間120日以上の休日

科目:内科

処方せん枚数:1日30枚〜40枚

店舗:賃貸 30万以下で戸建ての店舗

レセコン:ファーネス

薬歴:電子薬歴

分包機:買い替えしないでも良い状態

リース代:月10万以下

ライバルの店舗:半径300m以内になし

人員:事務の正社員引き継ぎ不可

サラリーマン年収:1000万以上

クスリの現実の開業案件

理想と現実は違いますね。

現実の開業案件

譲渡形式:事業譲渡

立地:田舎 転居した

病院規模:病院 複数科目あり

開業医の年齢:40代 他、常勤・非常勤医師複数

休日:土曜午後と日・祝 年に数回休日診療あり

労働時間:週30時間 年間180日の休日

科目:主に整形外科 他科目あり

処方せん枚数:1日30枚〜40枚

店舗:賃貸 15万で戸建ての店舗

レセコン:ファーネス

薬歴:紙薬歴

分包機:買い替えしないでも良い状態(壊れそう)

リース代:なし

ライバルの店舗:半径300m以内になし

人員:引き継ぎなし

サラリーマン年収:2000万以上

妥協した条件

どうですか?理想と現実はいつもかけ離れますね。いかに理想に近い案件を見つけるかですが、これは運なので仕方ないです。ずーっと待ってても出てくる保証はないですし。

私が妥協した点を上げていきますね。

立地

アウトドア好きですけど、場所聞いてさすがに田舎すぎだろっていうので、一度この案件スルーしたんですよ。で、しばらく他の案件を色々調査していたんですね。ただ、この案件は立地以外がものすごく良い条件だったんです。この案件以上のものがなかったんですね。
で、実際に現地調査に行ったんですが、思ったほど田舎じゃなかった。むしろ生活する上で全然問題なく、適度に自然が近く最高の環境だったんですね。

本当は首都圏の郊外やベッドタウンでのんびりやりたかったんですが、ここは一番大きな妥協をしました。

休日

本当は週5日営業が理想だった。現実は規模が病院なので週6日であけているんですよねー。ただ、40枚以下だしメインが整形外科で簡単なので1人薬剤師+パート事務でいけるんですよ。1人で通しでやったこともあります。妻も薬剤師なので、どちらかが店にいれば完結する店舗なので、年間休日は十分とれるな、と判断しました。※整形外科は病院が流行っていても院外処方の枚数は少ないです

科目

本当は内科が良かった。利益が出やすいし、やり甲斐がある。
でも内科で平均30枚〜40枚だと、冬は60枚代が続きますからね。1人でインフルエンザの患者を捌き続けたり、一包化の対応などはしんどいですね。患者の待ち時間も長くなるし、事務の人員を増やすと人件費もかかってしまいます。

その点、整形外科は捉えようによっては最高です。
今となっては、整形外科でよかったなと思っています。

紙薬歴

いやーこれキツかった。紙薬歴を全部電子薬歴に置き換えるの。
できれば、最初から電子薬歴がいい。でもまぁ小さな問題ですよ。

妥協した点のまとめ

やっぱ一番は立地だと思います。理想とする立地(首都圏)で案件を複数見たんですが、経営困難な案件や安定性にかける案件ばかりだったんですよね。そりゃー訳ありが売りに出されるので、そうですよね。地方に行けば後継者がいないとか、薬剤師が集まらないとか、大手の出店方針の見直し等で、個人が手を出せる優良物件がまだあります。開業費もすごく安かったのでそれも大きかったですね。首都圏の案件は人気なので営業権や仲介手数料も強気で高いですよ。

良かった条件

妥協した条件もあれば、逆に予想外に良かった条件もあります。
良かった条件を紹介していきます。

病院規模

私は開業医が大病で休診したり、閉院したり、移転するのを何件も見てきました。なので、個人のクリニックはリスクが大きいのでなるべく避けたかったんですよね。ただ、病院規模になるとライバル店舗が出店するリスクや営業権が高くなるんで諦めてたんです。
いまの案件は田舎だし40枚以下なのでライバルが出店しないし、病院の経営も問題ないことは取引先の金融機関から聞いていたので安心して長期運営できると思った次第です。

開業医の年齢

代替わりしたばっかで、院長先生が若かったです。30年は硬いですね。そこの土地で数代続いているので安定感があります。跡継ぎは未定ですが、40代で若いので問題なしです。60代の個人のクリニックのために転居したり2000万以上借金して開業するのはちょっと怖いですね。

労働時間

妥協の項目でも書いたんですが、労働時間が圧倒的に少なくなりました。

家賃

家賃が安い。10万円代で一戸建ての建物まるまる借りています。2階はそのまま生活できるように改装されています。台所、風呂、トイレつき。ベッド持ち込んで昼は寝ています笑
ビルの1室にある薬局とかイメージできなかったんですよね。こじんまりしてて。薬局開業するなら戸建ての薬局が良かったので大満足です。

リース

リースの支払いが全て終わってました。レセコンも電子薬歴も自分の理想のものが入れられてよかったです。分包機がいつ壊れるか心配ですけどね笑

人員

雇用継続のメリットとしてスムーズな引き継ぎか可能ですが、デメリットとして人間関係の構築や雇用条件の引き継ぎが面倒くさいです。私は自分が責任もって選んだ人材と一緒に仕事したかったので雇用継続はお断りしました。元いた人員は薬剤師1名と医療事務正社員2名。この案件は大手薬局からの切り離しだったので、他店舗に移動になりました。で、優秀な医療事務を新しく1名フルパートで雇用しました。

サラリーマン年収

なにをもって想定年収なんでしょうかね?節税やらなんやらして、サラリーマンの年収でいうと軽く2000万は超えているので大満足です。もはや時給1万円ですからね。なんでかというと、自賠責(自費診療1点20円)が多いので毎月各保険会社から振り込まれる額がえげつないです。これは本当に予想外でした。

良かった点のまとめ

低リスクな案件で、低コストではじめられたのは大きいですね。妥協した条件以上に、良かった点が多かったのでM&Aしました。今の所不満は…店舗が古いことですね。

まとめ

いかがでしたか?一番妥協した立地も生活面で問題はないですし、賃貸物件も気に入っているので満足度は高いです。これから開業する方は今回の記事を参考にしてみてください。

立地を妥協すると優良案件に出会える可能性が高い
逆を言うと、立地を妥協できない人が多い